もしあなたが「もっと収入を増やしたい」「自分を変えたい」と思っているなら、まず最初におすすめしたいのが、とにかく“移動すること”なんです。
ここでいう移動とは、旅行に出かけたり、行ったことのない場所へ足を運んだり、とにかく自分の生活圏から一歩外に出ることを指します。
「移動距離は年収と比例する」なんて話がありますが、個人的にはこれ、あながちウソじゃないと思うんですよね。
それくらい、知らない場所へ行くという行為には、人を変える強い力があります。
そもそも人間は、本能的に変化を嫌う生き物です。
原始時代、自分たちの集落から離れることは、文字通り“命がけ”でした。
食料が手に入らないかもしれないし、知らない外敵に襲われるかもしれない。
だからこそ「いつも通りの場所」にとどまることが、生き延びるために最適だったわけです。
その名残は現代にも確かに残っています。
「今の生活圏から出たくない」「知らない場所は怖い」
そんな気持ちになるのは、ある意味自然なんですよね。
でも、私がこれまで見てきた“仕事がデキない人”には、ある共通点がありました。
それは「ずっと地元から出ていない」ということです。
地元に住み続けること自体は悪くありません。
ただ、問題は“ほとんど移動していない”という点なんですよ。
地元から離れなくても、定期的に旅行をして新しい景色を見る人は、ちゃんと刺激を受けて成長しています。
逆に、そういう移動をしていない人は、やっぱり考え方や行動もどこか停滞してしまっているんですよね。
では、実際どれくらい移動すればいいのか。
目安としては、お盆や年末の帰省だけでは正直足りません。
できれば、4カ月に一度くらいは一泊二日の旅行をしてみてほしいです。
もし時間に余裕があるなら、泊数を増やすのもいいですよ。
「お金がないから旅行はムリ」という人もいますが、そういう場合は日帰りだって十分効果はあります。
東京近郊に住んでいるなら、都心へ行ってみるだけでも全然違いますし、普段行かない街を散歩するだけでも脳はしっかり刺激されます。
大事なのは、「知らない場所に行くこと」。
これに尽きます。
知らない景色を見ると、人の脳は自然と緊張状態になるんです。
初めて見る建物、初めて歩く道、初めて入る店。
そのすべてが新鮮で、あなたの中に新しい感覚を生み出してくれます。
この“新しいものを見る”という行為が、本当に大事なんですよ。
私自身の経験を思い返してもそうです。
ちょっと無理して高級ホテルに泊まってみたり、弾丸で一泊二日の旅行をしたりすると、その後に臨時収入が入ったり、営業成績が伸びたりしました。
飛行機やホテルの予約ボタンを押すとき、「うわ、こんなに払うのか…」と一瞬ためらうこともありますよね。
でも、思い切って支払ってみると、不思議とそのあと大きな受注が取れたりするんです。
そして、その時の体験や思い出は、今も自分の「財産」として残っております。
理屈では説明できませんが、移動には“流れを変える力”があるんだと思います。
普段の生活では絶対に得られない刺激が、あなたの行動や思考を変えてくれるんですよね。
中には、「毎日90分かけて通勤してるから、俺は移動しているよ」なんて言う人もいますが、それは“ただの移動”であって、“新しい刺激を受ける移動”ではありません。
通勤はルーティンですから、脳は何も感じません。
自分の世界を広げるという意味での移動とは、まったく違うんですよ。
だからこそ、あなたにもぜひ移動してほしいんです。
知らない場所へ行ってみてほしいんです。
必ず何かが変わりますよ。
結果は後からついてきます。
むしろ、後からついてこないほうがおかしいくらいです。
人生を変えたいと思うなら、まずは一歩外へ出ること。
あなたの世界は、あなたが移動した分だけ広がります。
その広がりこそが、チャンスや収入の増加につながっていくんですよ。
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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