ビジネスマンにとって、スーツケースは単なる荷物を運ぶ道具ではありません。
仕事の道具、時にはステータスでもありますよね。
私は2005年に、ある衝撃的な出会いからバーマスのスーツケースを購入しました。
それから20年、世界中を一緒に旅してきたこのスーツケースが、今どうなっているのか。
そして、長年使ってわかったメリットや注意点を、実体験ベースでご紹介しますね。
バーマス(BERMAS)とは

バーマス(BERMAS)は、ドイツ発祥のスーツケースブランドです。
機能性と耐久性を兼ね備えた製品が特徴で、特にビジネスユーザーから高い支持を受けています。
日本でも人気が高く、クールで実用的なデザインに加え、品質と価格のバランスが良いのも魅力です。
ハードケースやフレーム式スーツケースに定評があり、長く使えることが評価されていますよ。
私が買ったバーマススーツケース

購入したのは、アルミ製横引きタイプのトローリーケース(容量100L)。
サイズは縦51cm、横77cm、幅25.5cmです。
素材はアルミ合金製で、全体を囲むようなアルミフレーム構造。
角にはコーナー補強が入っており、打ち付けによるダメージを軽減してくれます。
そして、特徴的なのがフレーム式開閉。
ファスナーではなく、ラッチでしっかり閉まるタイプなので、セキュリティ面でも安心感がありますよ。
私がバーマスを選んだ理由
2005年7月、ちょうど日韓ワールドカップの余韻が残る頃、あるシーンを目にしました。
ドイツ代表の公式スーツケースとして、オリバー・カーンが空港で使っていたのが、このバーマス。
その姿に惚れ込み、即決で購入しました。
渋谷の東急ハンズで35,000円くらいでした。
特に魅かれたのが、取っ手が横にある横引きタイプ。
持ち上げて引きずるスタイルが、とてもスマートでカッコよかったんですよね。
買った当時、ケースの内側に買った日付を書いており、まだ残っております。

バーマス トローリーケース 20年間で使用した回数
このスーツケース、かなりの距離を共にしました。
具体的には以下のような旅に使いましたよ。
成田―香港:1往復
成田―ローマ:7往復
ローマ―パレルモ:1往復
ローマ―カリアリ:1往復
ローマ―イスタンブール―プラハ―パリ―ローマ(周遊)
ローマ―ロードス島:1往復
成田-ロサンゼルス:1往復
羽田-ミラノ:1往復
羽田―ロンドン:1往復
羽田-八丈島:1往復
合計で国際線は11往復、国内線は1往復、ヨーロッパ内の移動は10回。
外国の空港は荷扱いが雑なところが多く、毎回、新しい傷やへこみがついてました。
ロストバッゲージは1回のみで、大きなトラブルもなく、頼れる相棒として大活躍してくれました。
バーマス トローリーケース 20年後の状態を公開

では、20年後の現在、このスーツケースはどうなっているのか。
結論から言うと、まだまだ現役です!

各所にへこみや傷はありますが、アルミフレームには歪みや破損はなし
キャスターもガタつきなし。滑らかに転がります

ハンドル部分も劣化なく、強度◎

内部のゴムやパッキンも劣化せず、気密性も維持

開閉ラッチもスムーズに動作し、問題なし

長年の旅の跡が見た目には出ていますが、それもまた「味」ですね。
この頑丈さ、さすがバーマスとしか言いようがありません。

トローリーケース(横引きタイプ)のデメリット
ここまで褒めてきましたが、気になる点も正直あります。
中身が重いと、重心を考えて荷物を入れないとバランスを崩しやすい
キャスターが2つだけなので、4輪タイプと比べて段差や悪路では音が大きくなります
30kg近く詰め込むと、腕に負担がかかり、長距離の移動ではやや疲れる
とはいえ、デザイン性と堅牢性を考えれば、この点は十分許容範囲だと思いますよ。
まとめ
バーマスのスーツケースは、20年使っても現役で活躍できるほどの耐久性があります。
傷やへこみはありますが、フレーム、キャスター、内部構造まで大きな劣化はなし。
ビジネスでの海外出張や旅行が多い方には、心からおすすめできるスーツケースです。
横引きタイプはややクセがあるものの、そのデザインのかっこよさと操作性には満足しています。
これから購入を検討している方は、ぜひバーマスも選択肢に入れてみてくださいね。
特に、「一度買ったら長く使いたい」という40代ビジネスマンにはぴったりですよ!