40代は、キャリアの折り返し地点。
仕事にも人生にも慣れてきた一方で、「このままでいいのか?」と立ち止まる時期でもあります。
そんな時にこそ、自分をアップデートする“自己投資”が欠かせません。
中でも「読書」は、費用対効果が抜群の自己改革ツールです。
成功者たちの思考やノウハウを、たった数千円で学べる読書は、まさに「人生を変える習慣」といっても過言ではありません。
このカテゴリーでは、40代ビジネスマンにこそ読んでほしい、厳選されたビジネス書を紹介していきます。
スキルも思考もアップデートしたいあなたへ、さっそく今回の一冊をご紹介します。
ぜひ最後まで読んでくださいね!
『GRIT(やり抜く力)』アンジェラ・ダックワース著

今回ご紹介するのは、心理学者アンジェラ・ダックワースの名著『GRIT(やり抜く力)』です。
この本、ただの自己啓発書じゃありませんよ。
科学的なエビデンスに基づいて、「成功に本当に必要なものとは何か?」を深掘りしている、かなり本格的な一冊です。
結論から言うと、成功のカギは「才能」よりも「やり抜く力=GRIT」にある、ということなんです。
この”GRIT”こそが、凡人でも一流になれる最大の武器だと、ダックワースは説いています。
才能よりも「やり抜く力」がすべて?
私たちはつい、「あの人は才能があるから成功したんだ」と思いがちですよね。
でもこの本では、才能だけでは成功に届かない、むしろ「粘り強く努力を続ける力」のほうが圧倒的に重要だと、データを交えて説明されています。
たとえば、スポーツ選手、音楽家、起業家、軍人、教師など、あらゆる分野で成功した人たちを調査した結果、共通していたのが「GRIT」の高さだったんです。
つまり、「最後まで諦めずにやり遂げる力」ですね。
著者自身も、若い頃は才能に恵まれた人をうらやましがっていたそうです。
でも、教育現場で何年も子どもたちを見ていく中で、才能よりも努力を継続できる人のほうが、長期的に大きな成果を出していくと気づいたんですね。
GRITを構成する2つの要素
じゃあ、その「GRIT」って具体的にどういうこと?と思いますよね。
GRITは、以下の2つで構成されていると本書では説明されています。
1. 情熱(Passion)
2. 粘り強さ(Perseverance)
情熱というと、燃え上がるような熱量をイメージしがちですが、ここでいう情熱は「長期的に取り組み続けられる興味・関心」のことなんです。
目先のブームではなく、自分の中にずっとある問いや興味、人生をかけて追求したいこと。
それを見つけて、そこに向かって淡々と努力を続ける。
その積み重ねこそが「GRIT」であり、結果として成功につながる、というわけですね。
40代こそ、自分のGRITを鍛えるチャンス
この本を読んで、「40代の今こそGRITを意識するべきだな」と強く感じました。
若い頃のようにがむしゃらに頑張るのではなく、自分にとって本当に価値のあることに力を注ぐ。
しかもそれを、飽きずに、地道に、諦めずに続ける。
GRITって、筋トレみたいに鍛えられる力なんですよね。
「自分は三日坊主だし…」なんて思っていても、GRITは後天的に育てることができる、とダックワースは断言しています。
たとえば、目標設定の仕方や、習慣のつくり方、モチベーションの保ち方など、
本書にはGRITを日常的に鍛えていくための具体的な方法がたくさん紹介されています。
自分自身に問いかけたくなる
読んでいて何度も出てくるのが、「自分は本当にやり抜いているか?」という問いです。
途中で投げ出してしまったこと、興味がなくなった理由、モチベーションが下がった時の対応……
色々と振り返るきっかけになるんですよ。
成功者が華やかに見えるのは、その裏にある地道な努力をやり抜いてきたから。
だからこそ、GRITは誰にでも開かれた力なんです。
読後の感想とおすすめポイント
正直、この本を読み終えた後、ちょっと背筋が伸びるような感覚になりました。
「あ、もっとやれるな自分」って。
忙しい毎日の中で、つい目の前のことに追われて、自分が何を目指していたのか忘れそうになることもありますよね。
でもこの本は、そんな自分をリセットして、また前を向かせてくれる一冊です。
読みやすい文章と、豊富な事例があるので、ビジネス書初心者でも安心して読めますよ。
しかも、モチベーションが落ちてきた時にパラっと読み返すだけでも、また前向きになれるんです。
まさに「40代の仕事人生の後半戦に効く」1冊ですね。
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