私は10年以上、営業職をやってきて、色々な営業マンを見てきました。
売れる営業マンには共通点があります。
それは「第一印象がいい」という点です。
第一印象とは、「見た目」「礼儀」「話し方」です。
人は初対面の相手を、本能的に判断します。
例えば、あなたの目の前にキレイな花と枯れた花を置かれたら、迷わずにキレイな花を「キレイ」と思いますよね。
それと同じで、営業マンも第一印象でなんとなく「いいな」と思われるか、「生理的に無理そう」と思われるかが決まってしまいます。
もちろん、その後の営業で特殊な知識やスキルで勝負できるなら別ですが、並の営業力の人では、第一印象が悪いとまず難しいですね。
見た目とは、足元から頭のてっぺんまで気を使うことです。
決して、高級なものを身につけるというわけではありません。
清潔感とサイズ感を意識することが重要です。
靴は磨きあがっていて、かかとがすり減っていないもの。
スラックスは折り目がきちんとあり、太もも部分が色あせていないか。
ワイシャツの襟は色あせていないか。
ネクタイのノットはきれいに結ばれているか。
顔の肌ツヤはあるか。
髪型は整っているか。
外観で意識すべき点はまだまだありますが、最低でもこの項目はすべて改善すべきです。
なぜかというと、「自分に気を使えない人はお客様にも気を使えない」からです。
自分自身に徹底的に気を使えて初めて、お客様にも気を使えるんですよ。
お客様に気を使えるようになると、会話の中で本音を引き出すキーワードに気づけたり、
お客様の仕草から気になっている点を聞き出せるようになります。
あなたの周りで第一印象が完璧な人はいませんか。
その人をぜひ、見本にしてみてください。
完璧な第一印象は、短期間でできるものではありません。
私自身も、自分に合うアイテムを見つけるのに相当な時間がかかりました。
革靴は、ほどよく高級感があり、汚れにくくメンテナンスがしやすいものを見つけるのに、5種類のメーカーを試しました。
ワイシャツは、自分の顔の大きさに合った襟幅や襟の角度、袖の形(スーツから見える部分がカッコよく見えるように)を見つけるために、オーダーで3回ほど失敗しました。
ネクタイは、自分の体型に合った大剣幅のものを見つけるのに、車で1時間ほどかけてオーダーしに行ってます。
スーツも、高島屋のオーダーですが、体型が変わった(痩せた)のでサイズ直しをしています。
男性も女性もそうですが、「キレイな見た目」は努力しないと作れません。
特に40代を過ぎると筋肉も落ち、体型も変わりやすいので、体型維持や見た目の維持には結構な努力が必要です。
30代のうちから自分の第一印象を意識すれば、必ず成果が出ますよ。
営業職に限らず、初対面での印象はあなたの価値を大きく左右します。
ぜひ、今日から一つでも意識改善を始めてみてください。
小さな努力の積み重ねが、営業成績にも人生にも返ってきますよ。
「礼儀」と「話し方」はまた別の記事で解説しますね。
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
第一印象を制するために役立つ自己改革のヒントは、私のサイト「ビジネスマン 40代からの自己改革」でも発信しています。
ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。