仕事ができない「ケチな人間」の共通点とは

あなたの周りにも、いわゆる「ケチな人」はいませんか。

ひとくくりにケチと言っても、実はいくつか種類があります。

例えば、ケチなおかげで資産を築き、巨大な企業を作り上げた創業者や、商売を成功させた人たちは別格です。

彼らの倹約は、目的を持った戦略的なものです。

私の周りにも、お金はたくさん持っているけれど、普段はとても質素な社長さんがいます。

ですが、そういう人たちは、寄付やここぞという勝負所では、驚くほどの大金を使います。

今回お話ししたいのは、そうした成功者ではありません。

ただ単に「仕事ができなくてケチな人」のことです。

仕事がうまくいかずに停滞しているケチな人は、普段から出し惜しみをし、何をするにもケチケチしています。

「この人がもしケチじゃなかったら、もっと仕事も人生もうまくいっているだろうな」と感じる場面にも、よく遭遇します。

そこで本日は、仕事ができないケチな人に共通するポイントを解説していきます。

少し耳が痛い内容かもしれませんが、反面教師として読んでみてください。

共通点① 極端に移動を嫌い、ずっと地元に住んでいる

仕事ができないケチな人の共通点一つ目は、「ずっと地元に住んでいる」ことです。

自分が生まれ育った市区町村から、一度も出たことがない人が多いですね。

地元愛を持つこと自体は、とても素晴らしいことです。

ただし問題なのは、新しい刺激や変化を恐れて、極端に移動を嫌う点です。

地元に住んでいても、定期的に旅行へ行き、新しい文化や価値観に触れている人は全く問題ありません。

ですが、ケチな人に限って、移動にかかるお金や労力を惜しみ、ずっと同じ環境に閉じこもります。

下手をすると、実家から一度も出たことがないというケースもありますね。

家庭の事情や通勤の都合など、理由はいくらでも出てきます。

ですが、客観的に見れば、地元にいなくても何とかなる話が大半です。

新しい土地へ行く、新しい景色を見る。

これは自分のコンフォートゾーンを広げる行為です。

それを拒み続けることは、成長の機会を自ら手放しているのと同じですよ。

共通点② 厚意を素直に受け取るのがヘタ

共通点二つ目は、「受け取るのがヘタ」という点です。

これは人間関係でも、ビジネスでも、かなり損をしています。

人から何かをもらう時や、食事をごちそうになる時。

なぜか興味がないフリをしたり、冷めた態度を取ったりします。

「ありがとうございます」と素直に言えない人も多いですね。

なぜこうなるのか。

それは、自分自身がケチだからです。

人にモノをあげる。

人におごる。

それを「自分だったら絶対にやらない損な行為」だと思っているのですね。

だから、人から厚意を向けられると、どこか疑ってしまいます。

普段から人に与えていないので、受け取ることにもブロックがかかっているのです。

受け取れない人には、不思議とお金も入ってきません。

お金やチャンスは、循環の中で巡ってくるものですからね。

共通点③ 自分自身への投資を徹底的に嫌う

三つ目の共通点は、「自分に投資をしない」ことです。

ケチな人は、お金をかけずに結果だけを得ようとします。

ネットで探せば、無料でうまくいく方法があるはずだと考えるのですね。

その結果、本を読まない。

第一印象に気を使わない。

服装や身だしなみにお金をかけない。

ジムにも行かず、体のメンテナンスもしません。

自分の血肉になる部分への投資を、徹底的に嫌います。

一方で、会社のお金で使えるツールや、魔法のようなロジックには強く興味を示します。

ですが、ビジネスで最後に差がつくのは、その人自身の魅力や健康、知識といった「土台」です。

自分への投資を惜しんでいる限り、周囲との差は確実に開いていきますよ。

ケチは治るのか

これまで、私の周りにもケチな人は何人もいました。

結論から言うと、その性質が治った人はほとんどいませんでした。

一時的にお金を稼げても、元々のコンフォートゾーンが「ケチでお金がない状態」なので、すぐに戻ってしまいます。

しかも、本人には自覚がありません。

彼らは節約しているつもりですが、実際は機会損失を繰り返しているだけです。

本気で人生を変えたい人は、必ず自分に先行投資します。

私が見てきたケチな人たちには、共通して上昇志向がありませんでした。

だから、有益な話をしても、まったく響かないのです。

残念ながら、今うまくいっている人や昇進している人は皆無ですね。

30代のうちに気づければ、人生は変えられる

今回は、仕事ができないケチな人の共通点を三つ紹介しました。

もし少しでもドキッとしたなら、それはチャンスです。

30代のうちにこの思考の癖に気づければ、40代からの人生は大きく変わります。

まずは小さな「出す」行動から始めてみてください。

コンビニで募金をする。

身近な人に小さなお土産を買う。

読みたかった本を一冊買う。

その積み重ねが、お金もチャンスも巡る体質を作ってくれますよ。

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

第一印象を制するために役立つ自己改革のヒントは、私のサイト「ビジネスマン 40代からの自己改革」でも発信しています。

ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

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