あなたが着ているスーツの着こなしはホントに大丈夫だといえますか？
ビジネスマンは40代を過ぎると、要職につき始めたり、仕事にも勢いが増してくる時期ですね。
社会人生活も十数年経ち、スーツの着こなしにも、自分のこだわりを確立している頃ではないでしょうか。
パリッとしたスーツを着ていれば、部下からなめられることもないですし、初対面の取引先からも「デキる人」という印象を持たせることができるでしょう。
しかし、ビジネスマンは40代を過ぎたら、気を付けるべきことが沢山あるんです。
スーツの着こなしに「慣れ」がでてしまい、知らず知らずのうちにセンスがずれていたり、
メンテナンスに目が届いていなかったりするんです。
一見、ステキな外観のビジネスマンでも、近くから見て、残念な点があったら、あなたの相手からの印象は良いものにはならないでしょう。
そこで今回は、40代になったビジネスマンであるあなたがスーツの着こなしで気を付けるべき点を解説します。
毎日の仕事に追われて、気が付いていない人もたくさんいるので、あなたもぜひ、チェックしてみてくださいね。
まずは、40代ビジネスマンの「センス」の面での注意点を説明しますね。
必ず抑えたい、センスよくスーツを着こなすための「やりすぎ」注意点
あなたがスーツ生活を数十年、続けるうちに世の中の流行りも日々、変化していってます。
あなたが長年かけて身に着けた「こだわり」も、今の時代では合わないかもしれません。
今回は良い機会なので、あなたの「こだわり」を一回、見直してみましょう。
あなたのスーツスタイルはこんなこと、あてはまりませんか？
- 色、柄の数が多い
- ちょいワル感をだしすぎている
- サイズがあっていない
- アクセサリーを付けすぎ
- 靴が不自然
ひとつずつ、説明しますね。
色、柄の数が多い
あなたのスーツスタイル、色・柄が多すぎませんか？
色・柄が多すぎると、統一感がなくてカッコ悪いですよ。
太めのストライプや大き目のチェック柄のスーツも、貫禄を出すために着たいところですよね。
そういうときは、ワイシャツの色を白にしたり、ネクタイの色をシンプルにしたりと、他のポイントで目立ち過ぎないようにしましょう。
40代の理想のスーツスタイルは「シルエットと品質で勝負」するといいですよ。
ネイビーかグレーの上質のスーツを艶やかに着こなせるといいですね。
ちょいワル感をだしすぎている
あなたのスーツスタイル、無駄にカッコつけすぎていませんか？
ファッション雑誌等で外国人が来ている着こなしをそのまま、マネをしても、あなたに似合うとは限りません。
ちょい悪感をだしていると、女子からひかれることもあります。
「スマートなおじさん」くらいの印象がちょうどいいでしょう。
サイズがあっていない
あなたのスーツ、サイズは合ってますか？
男性は40代になると、筋力が落ち始めるので、体型も変わってきます。
昔にちょうどよかったサイズをそのまま、着ていると、いつの間にかきつくなっているなんてことも、よくあります。
肩まわりの筋肉が落ちると、胸元もスカスカになってしまいます。
おしりの筋肉も落ちるので、後ろから見た腰回りがブカブカになっていることもよくありますよ。
今一度、鏡を凝視して、自分のスーツが体型にあっているか、確認しましょう。
アクセサリーを付けすぎ
あなたのスーツスタイル、余計なアクセサリーはつけていませんか？
腕にブレスレットや数珠をつけている人もいますが、カッコいいとはいえません。
スーツスタイルで地肌が見えるのは、「首から上」と「手首から先」のみです。
40代を過ぎたら「顔で責任感を演出」して、「手で生き様を語る」くらいの覚悟で臨みましょう。
というわけで、ビジネスマンが身に着けていいアクセサリーは腕時計と結婚指輪のみです。
靴が不自然
あなたが履いている靴、スーツスタイルに合っていますか？
まさか、ビットローファーとか履いてませんよね？
革靴の色はスーツにあうものを履くべきです。
スーツスタイルを何十年も続けると、冒険をしてみたくなるのが、男子というものですよね。
しかし、ビジネスシーンでは、ういてしまいます。
少し明るめの色やブランドロゴが入った靴など、40代になったら履くのはやめましょう。
手入れの行き届いていない汚れた靴はもちろんですが、不自然な靴を履くことはやめましょう。
原則、ビジネスマンがスーツに合わせるべき革靴は黒か茶系の紐靴かダブルモンクストラップです。
以上、40代ビジネスマンの「センス」の面での注意点を説明しました。
あなたにも当てはまっていませんでしたか？
ひとつでもあてはまっていたら、すぐに改善しましょう。
ビジネスマンのスーツスタイルは40代を過ぎたら「シルエットと品質」にこだわるといいでしょう。
あなたが数十年、培ってきたセンスが外観に表れます。
すべて、遊び尽くした後は「シンプル」に原点回帰するということなんです。
ここまで、40代を過ぎたビジネスマンが注意すべき「センス」のポイントを説明しました。
センスを見直した次は、「着こなし」の注意点を説明しますね。
いくらセンスよくスーツを着ていても、着こなしが残念だったら、あなたの印象も台無しになってしまいますよ。
これは、指摘されないと気づかないことも多いので、ぜひチェックしてみてください。
40代ビジネスマンのスーツの着こなし。信頼感を得るために気を付けるポイントとは？
ジャケットの汚れ
肩にフケが乗ってないか
あなたのジャケットの肩にフケはのっていませんか？
40代を過ぎると、肌の乾燥や不規則な生活により、フケがでやすくなります。
とくに、ネイビーのジャケットにはフケがとても目立ってしまいます。
せっかく、全身に気を使い、清潔感を意識していても、肩にフケがあるだけで、不潔なイメージをもたれてしまいます。
トイレに行くたびに、鏡でチェックして、定期的にブラッシングをしましょう。
ラペルの折り目が汚れてないか
スーツの汚れで、意外と見落としがちなのが「ラペルの折り目」です。
なかなか目が行かない部分ではありますが、あなたのジャケットも一回チェックしてみてください。
折り目を広げてみると、変色やホコリが溜まっている可能性があります。
ラペルの折り目は女性の目線に入りやすい高さにあるので、気をつけないと女性からの印象を損ねてしまいます。
定期的にブラッシングをするといいですよ。
背中にシワがついてないか
ビジネスマンのスーツスタイルで一番、目立ってしまうのが「背中のシワ」です。
背中にシワが入っている人、かなり多いですよね。
車や電車に乗る機会が多いと、どうしてもついてしまいますので、避けることが難しいんです。
ただ、ちょっと気を使うだけでも減らすことができますよ。
電車に乗る時は座らない、車に乗るときはジャケットを脱ぐ。
オフィスの机で仕事をする時はジャケットを脱ぐ。
まわりの人たちがなかなかできないことをあなたができるようになることで、まわりと差をつけることができますよ。
ポケットに物を入れてないか
あなたのスーツスタイル、ポケットにモノを入れ過ぎてませんか？
ポケットにモノを入れると、その部分が膨らんでしまい、シルエットが崩れてしまいます。
パンツの前ポケットにスマホ、後ろポケットに財布、ジャケットのポケットにタバコ、などなど。
せっかくのシルエットが崩れて、とてもカッコ悪くなってしまいます。
持ち物を減らしたり、カバンにいれるなど、工夫をしてポケットにはものを入れないようにしましょう。
ポケットのフラップ（ふた）を場面にあわせて出し入れしているか
あなたのジャケットのポケットにもフラップ（ふた）がついてますよね？
フラップは室内では出さない（ポケットにしまう）で、屋外では出す（ポケットから出す）と決まっております。
屋外ではポケットにホコリが入らないようにするためです。
最近では、厳密に言われてはいませんが、ちょっとした気遣いがデキる人になれば、一目置かれるようになりますよ。
胸ポケットにペンをさしてないか
あなたのジャケットの胸ポケットはポケットチーフを挿すためだけのスペースです。
普段、便利だからといってペンを挿してませんよね？
ペンは内側の胸ポケットにしまいましょう。
ここまで、40代ビジネスマンがスーツの着こなしで気をつけるべき点、ジャケット部分について説明しました。
ジャケットだけでも気を付けるべき点はたくさんありましたよね。
次は、パンツ部分について説明しますね。
40代ビジネスマンのスーツスタイル、パンツの着こなしで気を付けること
折り目がとれていないか
パンツの着こなしで一番、気を付けるべき点は「折り目がついているか」です。
最近のパンツは形状記憶加工で折り目が取れにくくなっているものもありますが、
生地によっては、折り目が取れやすいものもあります。
また、雨に濡れると折り目はとれてしまいます。
濡れたあとは、折り目についた水を早めにはらったり、自分で折り目をおさえる感じで直しておくといいですよ。
ロングホーズソックスやステテコパンツなど、肌を覆う面積が多い布製品を着ると、静電気によって折り目がなくなることがあります。
これは、気づいていない人が多いんですが、冬の季節はステテコパンツを履く機会も多いため、自分の下着で折り目が消えてないか、チェックしといた方がいいでしょう。
色あせしていないか
あなたのパンツ、色あせしていませんか？
パンツで一番、色あせしやすいのは「太もも部分」です。
カバンを置いたり、車に乗っている時に日焼けをしたり、原因は様々です。
室内では目立たないので、自分でも気が付きにくいんです。
日にあたると、すごい目立つのでジャケットとパンツの色が合っていなく、とても目立ってしまいます。
軽度の色あせであれば、ブラッシングをすれば、色が復活しますよ。
後ろのボタンは留めているか
パンツの後ろポケットのボタン、ちゃんと留めてますか？
オフィス内でジャケットを脱いだ時にパンツの後ろボタンが留まってなかったら、男の後ろ姿が台無しになってしまいます。
ハンカチを入れていても、常にボタンを留めている状態を保つようにしましょう。
膝裏にシワがついていないか
膝裏のシワも、自分では気が付きにくいポイントですね。
デスクワークの際に椅子に浅めに座ると、膝の角度がきつくなり、膝裏にシワができやすくなります。
膝裏のシワは座り方を意識するか、足を組むのをやめるしか、対策がありません。
普段、座るときの姿勢から意識していきましょう。
以上、40代ビジネスマンがパンツの着こなしで気を付けることを解説しました。
少し、気を付けるだけでもあなたの印象がだいぶ変わりますので、普段から気を使っていきましょう。
まとめ
40代ビジネスマンが責任感あるカッコいい男性にみられるために、スーツスタイルで気をつけるべき点を説明しました。
ひとつでもあてはまっていたなら、すぐに改善しましょう。
40代からのスーツスタイルは「大人の上品さ」が大事になってきます。
あなたがスキのないスーツスタイルをしていれば、部下からの信頼も集まりますし、仕事もデキる男になることでしょう。