私がビジネスマンにオススメする革靴のひとつに「スコッチグレイン」があります。
デザイン性と機能性を兼ね備え、なおかつ、汚れにくく、長年履き続けられる革靴なんです。
そんなスコッチグレインの中でも、紐なしで履ける「ダブルモンクストラップ」の型が「オデッサ910BL」です。
客宅にあがることが多い営業マンなど、靴の脱ぎ履きが多いビジネスマンに人気のモデルなんです。
オデッサ ダブルモンクストラップを購入してから約2年経ち、2回目の靴底交換(オールソール)の時期が来ましたので、レビューをしたいと思います。
スコッチグレインの靴を2年間履き続けるとどうなるのか、気になる修理のポイントなど、解説しますので、ぜひ最後まで確認してくださいね。
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最初に、スコッチグレインを知らない、という人のために、スコッチグレインとは何か、説明しますね。
スコッチグレインとは
スコッチグレインは1964年に東京都台東区にて創業した「ヒロカワ製靴」が展開する革靴ブランドです。
「グッドイヤー製法」という、履けば履くほど足に馴染む、履き心地を重視した製法を
自社工場で一貫生産しております。
上質な革を使っておりながら、比較的リーズナブルな価格で革靴を販売しているのも、人気の秘訣なんです。
スコッチグレインの特徴
スコッチグレインの靴の特徴といえば「圧倒的なコストパフォーマンス」といえるでしょう。
具体的に説明しますね。
グッドイヤーウェルト製法
創業時から『スコッチグレイン』で展開している靴は、すべてグッドイヤーウェルト製法で作られています。
グッドイヤーウェルト製法は耐久性や耐水性に優れ、履くほどに足に馴染んでいき、さらにはソールの交換修理が可能なので長く愛用できます。
革靴は新品のキレイさよりも、「いかに手入れをして履き続けているか」で履き手の真価が問われます。
スコッチグレインの靴は適正なメンテナンスをすれば末永く履き続けられる靴なんです。
厳選した皮革のみを使用
スコッチグレインは革靴に使用するレザーにも、強いこだわりをもっています。
社長自らが世界各国へと飛び、ドイツ、フランス、イタリア、イギリスといったヨーロッパ諸国で、徹底的に質にこだわって素材を買い付けています。
一例をいえば、フランスのアノネイ社など、海外の有名ブランドでも使われている良質なレザーを採用しています。
そして、タンナーから送られてきた革を自社の職人が改めて検品し、商品にふさわしいグレードであることが認められたレザーのみを採用しています。
革の艶やかな輝きを楽しめますよ。
豊富なサイズ展開
『スコッチグレイン』の木型は、歩行のクセや力のかかり方までも研究しながら、数ミリ単位で削り出して日本人の足型に合う木型を製造しています。
快適な履き心地なんです。
23.5㎝~27.0cmの0.5cm刻みの足長に加えて、足幅を測る単位「ウィズ」を4種類備えることで32通りのサイズを展開しています。
あなたの足型にもピッタリの靴を選べますよ。
以上、スコッチグレインの特徴3点を解説しました。
スコッチグレインの革靴は上質なレザー素材、長年愛用できるグッドイヤーウェルト製法、日本人の足型に合う計算された木型などといった多くのこだわりが詰め込まれている靴なんです。
そんな魅力の詰まった革靴が「3万円代」から購入可能なんです!
この、圧倒的なコストパフォーマンスの良さがスコッチグレインの最大の魅力といえるでしょう。
革靴は適正なお手入れをすれば、長年、履き続けることができます。
きっちりと手入れをして、革が履き手の足に馴染んできた靴はとてもカッコいいですよね。
ヨーロッパでは、新品の靴よりも手入れを繰り返して長年履いている靴の方が、「価値がある」と見られます。
スコッチグレインの靴も適正なメンテナンスを続ければ、ヨーロッパのように「価値がある」靴に見られるでしょう。
メンテナンスはどこに持っていけばいいかわからない、お金がかかりそう、等々不安ですよね。
ご安心ください。
スコッチグレインには専門の修理工房があるんです。
靴底交換・かかと交換や傷の修理、細かい修理まで専門の修理工房で直してくれます。
郵送でも対応してくれるので、遠方に住んでいる人でも手軽にスコッチグレインの靴を修理できるんです。
今回は、私のダブルモンクストラップ「オデッサ」が購入後、2回目のオールソール(靴底交換)を迎えました。
修理前と修理後の状態と、感想をレビューしますね。
まずは、購入から初回のオールソールの時の写真を見比べてください。
↓こちらが、購入時の写真です↓
↓こちらが、1回目の修理前の写真です↓
↓靴底とかかともだいぶ、すり減りました↓
そしてこちらが、1回目の修理に出した後の状態です
↓オデッサ1回目、オールソール後↓
↓靴底はゴム地にしてもらいました↓
初回のオールソールはゴム底を選んだので、コバの形が少し変わってしまいました。
↓こちらがオールソール後のコバです↓
↓こちらが、新品購入時のコバです↓
新品購入時と、初回オールソール後の写真を見比べると、わかると思いますが新品購入時の方がコバが細身でシャープな印象ですよね?
スコッチグレインの靴は、交換する靴底によって、コバが変わるので、コバの細さにこだわりがある人は、修理前にスタッフさんと、よく相談しましょう。
コバが変わる時は、必ず修理前に説明してくれます。
いよいよ、スコッチグレイン オデッサの2回目オールソールをレビューしますね。
スコッチグレイン オデッサ ダブルモンクストラップ 2回目オールソール
1回目のオールソールから、17か月が経ちました。
私の一日の歩数は約8,000歩です。
履く頻度は、2日に1回のローテーション、雨の日は履いてません。
自宅保管時はシューキーパーを入れてました。
2回目、オールソール前のオデッサの状態を説明しますね。
↓甲面は、いい感じに革の使用感が出てきました。
艶やかなツヤはスコッチグレインならではですね。
↓コバ部分も少し、すり減っていますが、ここにホコリが溜まらなく、
いつも黒光りしているのも、スコッチグレインの良いところです。
↓ゴム底も、当初の溝が消えてます↓
↓中底も汚れにくいので、このような感じでキレイに保ててます↓
いざ、オールソールへ
まずは、スコッチグレインの靴修理の手順を説明しますね。
①匠ジャパンのサイトから「修理依頼書」をダウンロード
②修理依頼書に必要事項を記入し、匠ジャパンへ靴と依頼書を郵送
③担当者から連絡が来るので、打ち合わせをして注文
④修理完了後、自宅に代引きにて靴が到着
これが、スコッチグレインの靴の修理の流れです。
とても、簡単ですよね。
修理期間は混み具合にもよりますが40日前後です。
靴を発送後、早速、匠ジャパンの担当の方から連絡がありました。
初回の修理の時に、コバが変わってしまったので、今回は「購入時と同じ靴底」と指定しました。
↓トップゴムレザーソール↓
トップゴムレザーソールとは、名前の通り、つま先部分にゴム補強がしてあり、その他の部分は革でできた靴底です。
靴底が革なので、雨の日に履くと革部分が水を吸い、摩耗しやすくなります。
革部分の色をベージュか濃茶で選べるそうなので、「濃茶」を選びました。
修理期間は40日ほど、かかるそうなので、修理を依頼し、出来上がりを楽しみに待ちました。
オデッサ オールソール完了
オデッサの修理依頼から、約40日後、匠ジャパンの方から電話連絡がありました。
配達日を指定し、到着を待ちます。
修理代金の支払いはクロネコヤマトの「代引き」のみです。
事前に金額を教えてくれるので、現金を用意しておきましょう。
オデッサ到着
今回は、他の靴も一緒に修理に出したので、2足分届きました。
発送時は、箱に入れてませんでしたが、修理完了後は、箱に入れて送ってくれます↓
↓箱の側面には、修理内容と金額が記載してあります↓
↓箱を開けると、生まれ変わったオデッサが入ってました↓
↓濃茶色のトップゴムレザーソールです↓
↓中底も交換してくれました↓
↓コバ部分も、購入時と同じ細身になり、シャープな印象になりましたね↓
以上、スコッチグレインのオデッサ、2回目修理後の写真でした。
ちなみに、一回の修理代金が3万円を超えると、乳化クリームを1個サービスでプレゼントしてくれるそうです。
↓今回は2足分の修理で3万円を超えたので、乳化クリームも送ってくれました↓
定期的に革の栄養補給として使えますね。
オデッサ ダブルモンクストラップ オールソール後の履き心地
修理後の靴の履き心地は、修理前と比べて、少しきつく感じます。
靴底に甲革を縫い付けるため、きつくなってしまうんです。
ただ、新品購入時ほど、きつくは感じないので、2~3回履けば、足に馴染みます。
かかとも新しくなり、歩くたびに背すじが伸びる思いです。
あなたも、スコッチグレインの靴を履きたくなりましたよね?
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まとめ
革靴は、履いていくうちに、甲の部分の革が柔らかくなり、履き手に馴染んでいきます。
スコッチグレインの靴は、匠ジャパンに修理を出せば、甲革のツヤ、艶やかさを保ちつつ、靴底だけキレイに交換できるので、末永く履き続けることができますよ。
イギリスやフランス製の10万円を超える高級靴もカッコいいですが、1回のオールソールで4万円以上、かかることも多いです。
それと比べてスコッチグレインの靴は1万円台中盤から靴底交換ができます。
長い目で見たら、スコッチグレインの靴を履き続けることは、お財布にもやさしいですね。
あなたも、スコッチグレインの靴を履いて、自分だけの「世界で一足だけの靴」に育てていきましょう。